一代目の三脚は、やはり貧乏故、家にあった諭吉さん一人にも満たない望遠鏡セットに付いていた三脚をとりあえず、使っていた。
使えば、愛着の湧くものである。
暫くは、これでやっていたが、デジスコに使うにはどうにもこうにもやわだった。
やわだったので、逆にそれを生かし、超望遠での微調整が必要なデジスコでは三脚をねじったりして調整の融通の効く良い子でもあった。
しかし、風に弱過ぎだった。
そよ風でも振動してしまうそのやわさに、次第にしびれを切らすのであった。
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